五月人形

■ 五月人形新着情報

五月人形金太 (日, 09 4月 2017)
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端午の節句について調べてみました。お祝いの参考にしてください。

■ 五節句

奈良時代に中国から伝えられたもので、日本の季節・草花の名前をつけて呼ぶようになりました。

1月7日 人日(じんじつ)の節句 七草(せり・なずな・ごきょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ)
3月3日 上巳(じょうみ)の節句
5月5日 端午(たんご)の節句 菖蒲
7月7日 七夕(しちせき)の節句
9月9日 重陽(ちょうよう)の節句

そこで「端午」とは、「端」は「はし」とか「始め」の意味があり、「午」は「五」と同音であることから、「月の始めの五の日」と意味します。もともと「節句」とは、「節供」とも言われ、日々の雑事を離れ、滋養のあるものを食べながら、家族や近隣の人々との絆を深める機会でもありました。

 

菖蒲は邪気を払うという言い伝えがあり、5月5日の節会には、天皇は冠に菖蒲をつけ、菖蒲酒を振舞ったそうです。鎌倉時代になり、武家社会になると、「菖蒲」が「尚武」に通じるということで、ますます5月5日が重んじられ、

江戸時代になって男の子の誕生を祝う日になりました。

■ 鎧・兜

鎧や兜は、武家社会の中で身を守る道具として非常に大切なものでした。江戸時代になり、泰平の世の中になると、子供の身を守り、災いがかからないように願いを込めて鎧や兜を飾るようになりました。

 

現在、初節句で飾る鎧・兜は、大きく2つに分類されます。

一つは、昔の鎧・兜をそのままの作り方で作る甲冑師のものと、現代風にアレンジして作る作者のものです。

 

前者は、昔、武士達が戦の必勝祈願で奉納した神社仏閣にある鎧を調べ、その通りに作ります。神社仏閣にある鎧は戦用ではないので、おしゃれに作ってありました。「笠しころ」や「褄取(つまどり)」などです。作札にはその説明がしてあり、サイズも本物の1/4とか2/5と書いてあります。

 

後者は、8号とか10号とか現代のサイズで表します。もちろん、お値段は、前者の方が手間がかかりますので高価になります。

■ 鯉のぼり

中国の言い伝えに、黄河の急流にある「竜門」と呼ばれる滝を、多くの魚が登ろうとしたが、鯉のみが登り切り、竜になることができたとあります。「登竜門」とはここから来ています。そこで「鯉の滝登り」が立身出世の象徴となり、江戸時代、5月5日に紙や布に鯉の絵柄を書き、庭先で風をはらませてなびかせました。「皐幟(さつきのぼり)」とも言います。

■ 金太郎

金太郎は「坂田金時(さかたきんとき)」の幼名です。母の故郷である静岡県駿東郡小山町の金時神社に祭られています。父親は宮中に仕えていた「坂田蔵人(さかたのくらんど)」ですが、金太郎が生まれてすぐ亡くなりました。

 金太郎は956年に生まれたそうです。足柄山で熊と相撲をとり、母に孝行する優しい子供に育ちました。976年、源頼光と出会いその家来となります。名前も坂田金時と改名し、京に上って頼光四天王の一人となります。990年、丹波の国、大江山の酒呑童子(しゅてんどうじ)を退治します。酒呑童子は、都を訪れては悪いことをするため、金時らは眠り薬入りの酒を使って退治したそうです。そして1012年、金時は九州の賊を征伐するため、筑紫へ向かう途中、現在の岡山県で重い熱病にかかり死去しました。55歳でした。

 現在の金太郎伝説が完成したのは江戸時代で、頼光四天王の怪力童子のイメージが定着していきました。鉞(まさかり)担いで、熊の背に乗り、菱形の腹掛けを着けた元気な少年像として、五月人形のモデルとなりました。かつて乳幼児に着用させた菱形の腹掛けも「金太郎」と呼びます。また、「金時豆」の名前の由来であり、さらに、息子の坂田金平は「きんぴらゴボウ」の名の由来です。

■ 「ちまき」と「柏餅」

紀元前3世紀、中国・楚の国王の側近であった屈原という詩人の政治家が、国を憂い、5月5日に汨羅江(べきらこう)に身を投げました。楚の国の人々は、屈原をしのび、毎年この日に竹筒に米を入れて河に投げ入れ供養しました。これが「ちまき」の由来です。柏の木は、新芽が出るまで古い葉が落ちないことから、「家系が絶えない」縁起物として、また神事にも使われることから、日本独自の風習として「柏餅」を食べるようになりました。

■ お祝いの仕方

春分の日が過ぎて、4月中旬までに鎧・兜のお飾りをして下さい。そして、5月5日又は、4日の晩(宵節句)にお客様をお招きして祝います。お祝いを頂いた方を招待すれば、お返しはいりません。来られない方には、お子様の名前で内祝をお返しします。「ちまき」や「柏餅」が多く用いられます。赤ちゃんの写真もお付けすると良いでしょう。

■ メンテナンス

お祝いが済んだ後、風通しの良い、お天気の日にしまって下さい。金物は素手で触らないようにしましょう。手汗がつくと錆びる危険があります。弓太刀の弓は鳥の羽根が使われるので、鎧・兜、弓太刀にはナフタリンを入れます。三曲屏風は折った時に、お互いが直接触れないように、間に1枚白い紙をはさみます。来年お飾りする為にわかり易くしまうことが1番です。

 

もし壊してしまったら、なるべく早く買ったお店に相談して下さい。メーカーはオフシーズンの間に来年用の人形を作ります。その期間なら修理してもらえますが、販売シーズンになっってしまうと、受付できなくなり、その翌シーズンになってしまいます。

 

五月人形は、赤ちゃんの身代わりとなって厄を受けるものですから、兄弟兼用、父親からの譲り受けは、できれば避けたいものです。又、毎年お飾りすることが大切ですから、何らかの事情で持っていられなくなったら、人形供養が行われているのでそこへ出して下さい。